まとまったお金はないけれど、株主優待には興味がある。そんな若い世代や投資初心者の方、多いのではないでしょうか。
僕自身、周りから「10万円くらいで始められる、おすすめの優待株って何?」と聞かれることがよくあります。
今回は、優待のキホンから、10万円台以下で買える具体的なおすすめ銘柄、そしてちょっと視点を変えたお金の増やし方まで、分かりやすくお話しします。
目次
- そもそも株主優待とは?
- 優待株のメリットとデメリット
- 優待はいつ届く?権利確定と保有期間の注意点
- 優待と配当金の違い
- NISAで優待株って持っていいの?
- 10万円台以下で買える!おすすめ優待株5選
- 優待株は身近にあるものから考えてみよう
- 現役証券マンの本音:ちょっと考え方を変えてみる
- まとめ
そもそも株主優待とは?
株主優待とは、企業が株主に対して、自社製品やサービス券、カタログギフトなどをプレゼントする制度です。
銀行にお金を預けていてもティッシュ1箱ももらえない今の時代、企業からの感謝のしるしとしてダイレクトにお得感を感じられるのが魅力です。
優待株のメリットとデメリット
・メリット
何より生活が楽しく、お得になります。外食費が浮いたり、普段買わないような商品が届いたりと、投資の成果を肌で感じやすいのが特徴です。
・デメリット
株価そのものが下がってしまうリスクがあります。また、企業の業績が悪くなると、優待制度そのものが突然廃止されたり、内容が改悪されたりすることもあります。
優待はいつ届く?権利確定と保有期間の注意点
優待は、株を買ったらすぐもらえるわけではありません。
企業ごとに決められた権利確定日という日に株主名簿に載っている必要があります。実際に優待が手元に届くのは、その権利確定日から約2〜3ヶ月後になるのが一般的です。
また、最近は「1年以上継続して保有していること」を条件にする企業が増えています。買ってすぐ売るような人には優待をあげません、という企業側の防衛策ですので、購入前に条件をよく確認しましょう。
優待と配当金の違い
・優待:企業から届くモノやサービス券(非課税)
・配当:企業から口座に振り込まれる現金(原則、約20%の税金がかかる)
どちらも株主への還元ですが、形が違います。
NISAで優待株って持っていいの?
これから売らない前提で長期保有するのであれば、NISAの口座で優待株を持つのをおすすめします。売却した時の利益や、一緒にもらえる配当金が非課税になるからです。
ただ、一つ知っておいてほしいことがあります。優待目的で買われる株は、株価が安定する一方で、大化けして何倍にも値上がりしにくい傾向があります。NISAの最大の強みは値上がり益が非課税になることなので、優待株ばかりだとNISAのパワーを100%活かしきれない可能性があることは頭に入れておきましょう。
10万円台以下で買える!おすすめ優待株5選

優待内容:100株以上で、2,000円相当の自社コーヒー製品詰め合わせ。
- NTT(9432)
- ドコモユーザーなら絶対におすすめです。100株を数万円で購入できます。
- 優待内容:dポイントを保有期間に応じて進呈(2年目に1,500ポイント、5年目に3,000ポイントなど)。
- 配当も比較的高いので、dポイントと配当の二重取りが狙えます。
- ユニカフェ(2597)
- コーヒー好きにはたまらない銘柄です。
- 優待内容:100株以上で、2,000円相当の自社コーヒー製品詰め合わせ。
- 家にいながら本格的なコーヒーが楽しめるので、実用性抜群です。
- クリエイト・レストランツHD(3387)
- 外食好きの若い世代に大人気の銘柄です。
- 優待内容:100株以上で、1,500円分の食事優待券(年2回、合計3,000円分)。
- しゃぶ葉や磯丸水産など、全国の身近な店舗で使えるので、友達や恋人とのご飯代を浮かせられます。
- アイスタイル(3660)
- 美容やコスメに関心がある方にはこちら。
- 優待内容:100株以上で、通販サイト「@cosme SHOPPING」で使える6,400円相当の割引券など。
- 普段使っている化粧品を安く買うことができます。
- 壱番屋(7630)
- カレーハウスCoCo壱番屋を運営する会社です。
- 優待内容:100株以上で、1,000円分のご飲食優待券(年2回、合計2,000円分)。
- テイクアウトや店内でのトッピング追加など、日常使いに非常に便利です。

優待株は身近にあるものから考えてみよう
色々紹介しましたが、一番失敗しないのは「自分が普段からよく使っているお店やサービス」の株を買うことです。優待券をもらっても、使う場所が遠かったり、興味のない商品だったりしたら意味がありません。
現役証券マンの本音:ちょっと考え方を変えてみる
ここからは、僕から少しだけ金融リテラシーが上がるお話をさせてください。
優待券って、どんなにお得でも年間で数千円から、良くても1万円前後のものがほとんどです。
であれば、優待目的で株を買うのではなく、値上がりを重視して株を買ってみるのはいかがでしょうか。
例えば、10万円で買った株が、値上がり重視の選び方をしたことで数年後に15万円になったとします。増えた5万円があれば、自分の好きなものを自由に買えますし、好きなレストランにも行けますよね。
優待はお得で楽しいですが、お金を増やすという投資本来の目的、つまり値上がり益に注目して銘柄を探してみると、さらに投資の世界が面白くなり、あなたのマネー知識も格段にアップするはずです。
まとめ
10万円以下でも、私たちの生活を少し豊かにしてくれる魅力的な優待株はたくさんあります。
まずは少額から優待の楽しさを味わいつつ、慣れてきたら「お金を増やすための株の選び方」にもぜひチャレンジしてみてくださいね。


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