【2026年4月版】家計はどう変わる?暮らしに関わる「お金の変更点」まとめ

税金

4月から、教育費の負担軽減や新たな社会保険料の徴収、そしてインフラ料金の値上げなど、私たちの財布に直接関わる制度が次々と変わります。

金融リテラシーを高める第一歩として、主な変更点を確認しておきましょう。


1. 子育て・教育:負担軽減と新たな拠出

子育て世帯にとっては「大きな給付」と「小さな負担」が同時に始まります。

高校授業料の所得制限が撤廃

国公立・私立を問わず、すべての世帯で高校授業料の実質無償化が始まります。私立全日制の場合、年最大45万7,200円が支給され、新たに約80万人が対象となる見込みです。

「こども誰でも通園制度」の開始

親が働いていなくても、生後6ヶ月〜3歳未満の子を保育所に預けられるようになります。利用料は1時間300円(標準)で、月10時間まで利用可能です。

「子ども・子育て支援金」の徴収開始

少子化対策の財源として、医療保険料に上乗せして徴収されます。

年収600万円:月約575円

年収800万円:月約767円

会社員の方は5月の給与天引きからスタートします。

2. くらし・年金:働き方のルール変更

働く高齢者やパートの方にとって、手取りを増やしやすくなる改正です。

在職老齢年金の基準緩和

「給与+年金」の合計が月額65万円以下なら、厚生年金をカットされずに満額受け取れるようになります(これまでは51万円)。

「130万円の壁」の運用変更

残業代が年収見込み額から除外されるため、繁忙期の働きすぎによる扶養脱退のリスクが軽減されます。

自動車・軽油の税制見直し

自動車購入時の「環境性能割」が廃止され、購入時の負担が軽減されます。また、軽油引取税の暫定税率分も減税に切り替わります。

3. 値上げラッシュ:固定費の上昇に注意

残念ながら、支出が増える項目も目立ちます。

電気・ガス料金の実質値上げ

政府の補助金が終了するため、4月使用分(5月請求分)から電気代は月700〜1,500円程度、ガス代は月300〜500円程度の上昇が見込まれます。

食品・通信費の値上げ

即席麺(カップヌードル等)が5〜11%値上がりするほか、NTTの固定電話基本料も約30年ぶりに改定され、住宅用は月220円ほどアップします。

自転車の「青切符」導入

16歳以上の信号無視や「ながら運転」などに反則金(3,000円〜12,000円)が課されるようになります。


今回の改正で、最も影響が出るのはどこか?

最後に、今回の一連の変更で最も家計にインパクトを与えるポイントを2つに絞ってまとめます。

「高校生の子がいる世帯」は大幅なプラス

所得制限の撤廃により、これまで対象外だった世帯は年間約45万円の負担が浮くことになります。支援金の徴収(年数千円〜1万円程度)や電気代の上昇を差し引いても、圧倒的なプラス収支となります。

「単身・子育て後世帯」は実質的なマイナス

教育費の恩恵がない一方で、支援金の徴収、電気代の値上げ、食品の値上げがすべて「支出増」としてのしかかります。特に電気代の補助金終了は全世帯に影響するため、5月以降の家計管理には注意が必要です。

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