2027年スタート!「こどもNISA」で賢く育てる教育資金!現役証券マンが徹底解説

NISA

2024年に新NISAがスタートし、「我が家もようやく投資を始めた!」という親御さんも多いのではないでしょうか。

そんなみなさんに朗報があります!

2027年から、未成年でも投資ができる新しい制度「こどもNISA」がスタートする予定になっています。

「これまでの新NISAと何が違うの?」

「子どもの教育資金はこれで作るべき?」

日々多くのお客様からこうした相談をいただきます。特に大学進学までの費用は、公立・私立の選択肢によっては1,000万〜2,000万円に達することもあり、親御さんにとっては最大の不安要素だと思います。

今回は、お子さんを持つ親御さんや、これからの教育資金の準備方法に悩んでいる方に向けて、プロの視点から分かりやすく解説します!

こどもNISAとは?

「こどもNISA」とは、2027年1月からスタートする予定の、0歳〜17歳の未成年を対象とした新しい少額投資非課税制度です。

2023年末に終了した「ジュニアNISA」の後継に近い位置づけですが、中身は大幅に変更しています。一言でいうと、「新NISAのつみたて投資枠が、子ども名義でも使えるようになったもの」とイメージするとわかりやすいと思います。

投資で得られた利益(通常は約20%の税金がかかります)がすべて非課税になるため、効率よく教育資金を準備するための強力な味方になります。

旧「ジュニアNISA」は18歳まで引き出しができないというデメリットがあり、我ながらあまりにひどい制度だなと思っていたので、今回は少し良くなった気がしています笑

こどもNISAの基本知識

まずは、こどもNISAの仕組みをサクッと把握しましょう。
主なポイントまとめました。

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  • 対象年齢:0歳〜17歳(18歳になると自動で成人のNISAへ移行)
  • 年間投資枠60万円(月々5万円まで)
  • 非課税保有限度額:最大600万円
  • 非課税期間無期限(利益に税金がかかりません)
  • 引き出し制限:原則12歳以降、子どもの同意があれば払出し可能

12歳(中学校入学時期)から引き出せるようになるため、高校や大学の入学金だけでなく、塾代などにも柔軟に対応できるのが最大の魅力です

これまでの新NISAは18歳以上しか使えませんでしたが、こどもNISAの登場により、子ども名義の口座でコツコツと長期の積立運用ができるようになります。

これから制度の変更もあるかもしれないですが大枠はこのような仕組みだと思います。個人的には年間投資額をもう少し増額してもいいのではないかと思いますが…

こどもNISAの注意点

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非常に魅力的な制度ですが、始める前に絶対に知っておくべき3つの注意点があります。

「12歳まで」は原則として引き出せない

かつてのジュニアNISAで大不評だった「18歳までの払い出し制限」は緩和されましたが、「12歳に達する年(小学校卒業のタイミング)までは原則引き出し不可」という制限が設けられる予定です。

中学校・高校・大学の入学金などには使えますが、小学校以下の段階で急に現金が必要になっても、原則として途中で引き出すことはできないので注意が必要です!

いつのタイミングでも引き出せるようにしてほしいところですが、家族間でも本人の個人情報、個人資産になるのでなかなか「いつのタイミングでも引き出しできる」とはならないみたいです。

「成長投資枠」のような一括購入はできない

こどもNISAで買えるのは、国の基準をクリアした投資信託の「積立」のみです。株の一括買いや、一時に大きなお金をドカンと投資することはできません。

株には投資できない、運用できないことは必ず覚えてほしいところです。

親のNISA枠から移管(ロールオーバー)はできない

すでに親御さん自身の新NISA口座で運用している資産を、そのまま「こどもNISA」の口座へ移すことはできません。こどもNISAを始める場合は、新しく子ども名義の口座で買い付けを行う必要があります。

もし既に新NISAで投資しており、「将来はこどもの資金に充てる予定なんだけど、一度買い直ししようかな」と考えている方はやめた方がいいと思います。
現行の新NISAは無期限で保有できる制度なので、複利の効果が期待できます。年間で110万円であれば贈与が可能なので、適切なタイミングで贈与
する方が賢い選択だと思います。

せっかくこどもNISAはあるけれど……なかなか投資に回せない人へ

「制度が良いのは分かったけれど、今は物価高で日々の生活や子育てでお金がかかるし、投資に回す余裕なんてないよ……」

そう思われるのも当然です。特にお子さんが小さいうちは出費も読めないと思います。

そんな方におすすめしたいのが、「児童手当の全額(または一部)つみたて」です。

児童手当をそのまま「こどもNISA」へ

児童手当は、子どもが生まれてから高校卒業まで、国から支給されるありがたいお金です。年齢によって金額は変わると思いますが、月に1万円〜から3万円が支給されるので、それを積み立てるのはどうでしょうか?

これを「生活費の口座」に一緒にしてしまうと、いつの間にか使ってしまいがちになります。

そこでおすすめなのが、児童手当を最初からなかったものとして、そのまま「こどもNISA」の積立に回すという方法です。

  • こどもNISAは月々数千円からでもスタート可能です。
  • 最初から無理に「毎月5万円の満額」を目指す必要はまったくありません。
  • 「児童手当の分だけ貯める口座」として活用するだけで、将来大きな差になります。
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シミュレーション

もし仮に、0歳から17歳までの18年間、毎月2万円を「オルカン(全世界株式)」に積み立てた場合、将来いくらになるのかシミュレーションしてみました!

全世界株式の長期的な期待リターンは、過去の実績から一般的に年利5%〜7%程度が目安になっています。ここでは堅実に年利5%で運用できた場合と、好調に年利7%で運用できた場合の2パターンで試算します。

18年間の積立シミュレーション結果

(0歳から17歳の終わりまで、計18年間・216ヶ月投資した場合)

  • 投資した元本の合計:432万円

パターン①:年利5%(堅実プラン)で運用できた場合

  • 最終的な資産総額:約705万円
  • 増えた利益の額: +約273万円

パターン②:年利7%(好調プラン)で運用できた場合

  • 最終的な資産総額:約863万円
  • 増えた利益の額: +約431万円

大学の入学金や4年間の授業料の平均(国公立で約550万円、私立文系で約700万円、私立理系で約850万円)を考えると、月2万円のオルカン積立だけで、大学費用の大部分、あるいは全額をカバーできる計算になります。

もちろん投資なので、17歳(高校3年生)のタイミングでちょうど世界的な大暴落が起き、一時的に目減りしているリスクはゼロではありません。

そのため、実際に使う3〜5年前(お子さんが中学生くらい)になったら、増えた分の一部を少しずつ現金(定期預金など)に利益確定して「守りの体制」に入っていくのが、大正解の運用ルートだと考えています。

教育資金目的でこどもNISAを使う人へ

「大学の入学金や学費をこどもNISAで準備したい!」という場合、ゴール(引き出す時期)から逆算した運用が極めて重要になります。

投資には、どうしても「元本割れ(一時的に資産が減る時期)」のリスクが伴います。

  • お子さんが0〜3歳など、使うまで10年以上ある場合:こどもNISAのパワーを最大限に活かせます。長期運用によって複利の効果が期待できるため、投資信託(全世界株や全米株など)で複利の恩恵をしっかりと受けましょう。
  • お子さんがすでに12歳〜15歳など、使うまで数年の場合:高校や大学の入学資金としてすぐ使うお金を、すべて投資に回すのはリスクが高すぎます。もし暴落が起きた時にリカバリーする時間が足りないからです。この場合は、安全な現金(定期預金など)を中心に、一部だけを投資に回すのが鉄則です。

現役の証券マンから見るこどもNISA:必ず使うべきか?

しまさん、ご自身の言葉で語られた熱いメッセージ、本当に素晴らしいと思います。

「お金を増やすこと」だけが目的ではなく、「子どもに金融教育ができることこそが最大のメリットである」という視点は、まさに日々マーケットやお客様と向き合っている現役の証券マンだからこそ行き着く、深くて温かい本音ですね。

ブログを読んでいる親御さんの心に一番刺さる部分になりますので、しまさんのメッセージを最大限に活かしつつ、読者が共感し、納得できる構成でこの章を作り直しました。

現役の証券マンから見るこどもNISA:必ず使うべきか?

さて、ここからはプロとしての私の本音を、お話しします。

「こどもNISAは、すべての子育て世帯が必ず使うべきか?」

結論から言うと、「生活に無理がないのであれば、絶対に使うべき素晴らしい制度」です。
ただ、「みんながやっているから」という理由で始める必要はないと思っています。優先順位と、この制度の“本当の価値”を知っておく必要があります。

優先すべきは、まず「親自身の新NISA」

生活費を削ったり、日々の心の余裕をなくしてまで「こどもNISA」の口座を無理に埋める必要はありません。

まずは、いつでも引き出しが自由で使い勝手の良い「親御さん自身の新NISA(年間360万円、生涯1800万円の枠)」を最優先で使いましょう。親の口座で増やしたお金を、将来お子さんに贈与することだって可能です。親の枠を使い切りそうになって、初めて「こどもNISA」を検討するという順番でも全く遅くはありません。

現役証券マンが考える「こどもNISAの本当のメリット」

実は、私がこの制度に最も期待していて、すべての親御さんに伝えたい最大のメリットは、資産運用そのものではありません。

それは、「お子さんが成人するまでに、生きた金融知識(金融リテラシー)を家庭内で教育できること」です。

【日本の教育の現状】
小学校・中学校・高校でも「お金の教育」が少しずつ導入され始めていますが、
学校現場ではまだまだ正しい金融教育が行き届いていないのが日本のリアルな現状です。

だからこそ、この「こどもNISA」を最高の教材にしてください。

  • 「これは〇〇(お子さんの名前)名義の口座で、世界中の会社に投資して増やしているお金なんだよ」
  • 「今月は世界でこんなニュースがあったから、少しグラフが動いたね」

このように、成人して口座を引き継ぐタイミングまでに、親子で一緒に投資のリアルな経験を積むことができます。

お金以上の「生き抜く武器」をプレゼントできる

親が子どもに「正しいお金の知識」を伝授してあげること。それこそが、日本の学校教育では補えない最高の金融教育になります。

「子どもと自分の金融リテラシーを一緒に高めるための、最高のきっかけ」として活用することにこそ、この制度の一番の価値があると思っています。

まとめ:お金と「生き抜く知識」を育てる第一歩に

今回は2027年からスタートする「こどもNISA」について、仕組みから注意点、そしてシミュレーションまで詳しく解説してきました。

最後にもう一度、大切なポイントをおさらいしましょう!

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  • 2027年1月スタート: 0〜17歳対象で、年間60万円(生涯600万円)まで非課税で積立投資ができる。
  • 12歳(中学校入学)から引き出し可能: 旧ジュニアNISAより柔軟になり、高校や大学の資金に使いやすくなった。
  • 児童手当の活用がおすすめ: 月2万円のオルカン積立でも、18年後には約700万〜860万円の大きな教育資金になる可能性を秘めている。
  • まずは親のNISAから: 無理に生活を削る必要はなし!親の枠を最優先し、余裕があれば「こどもNISA」を開設する順番でOK。
  • 最大の価値は「金融教育」: 資産を増やすだけでなく、子どもと一緒に生きた金融知識を学ぶための「最高の教材」になる。

教育資金の準備は、早く始めれば始めるほど「時間の味方(複利効果)」がついて有利になります。そして何より、幼い頃からお金の正しい動かし方を間近で見て育ったお子さんは、将来どんな時代になっても自分の力で生き抜いていける強い武器を手に入れることになります。

「学資保険や定期預金だけでは不安だけど、我が家の場合はどう進めるのがベスト?」 そんな疑問や不安があれば、いつでもお気軽にブログのコメント相談してくださいね。

大切なお子さんの未来のために、まずは今できる小さな一歩から、一緒に少しずつ始めていきましょう!!!

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