NISA(少額投資非課税制度)貧乏という言葉が話題です。
目次
- NISA(少額投資非課税制度)貧乏とは?
- お金は「手段」であって「目的」ではない
- 迷ったら「50:30:20の法則」を基準にする
- 20代の自己投資は「生涯年収」を最大化させる
- まとめ:20代は「自分」という資産を育てよう
NISA(少額投資非課税制度)貧乏とは?
これは、NISAへの投資に回しすぎるあまり、日々の生活が困窮したり、自分を磨くための資金が不足したりする状態を指し、特に20代の若い世代を中心に広がっています。
金融庁の2025年6月時点の調査では、20代のNISA口座数は313万。人口比で見れば4人に1人で、実質的な稼働率は約17%にとどまります。20代の投資はまだ広がり始めたばかりで、いまだに投資は怖いと動けない人が圧倒的に多いのが現状です。
そんな中で、すでにNISAを始めているあなたは、インフレの時代に銀行預金だけでは資産が目減りすることを理解し、行動に移している。その判断自体は、証券マンから見ても非常に立派で、正しい一歩だと思っています。
私自身もNISAで運用している一人です。
しかし、あえて伝えたいことがあります。
20代は、NISAでお金持ちになることばかりを優先しなくていい、ということです。
お金は「手段」であって「目的」ではない
NISAは時間を味方にすれば、長期的には高い確率で資産が増えるでしょう。しかし、NISAの積立だけで人生を劇的に変えるほどの大富豪になれるかと言えば、現実的には極めて困難です。
何より忘れてはいけないのが、お金はあくまで人生を豊かにするための手段に過ぎないということです。
死ぬ時にお金を持っていくことはできません。20代のうちに極端な節約をして投資残高を眺めるだけの毎日を過ごしていては、経験不足で話のつまらない大人になってしまうリスクがあります。
20代でしかできない経験は、人生においてかけがえのない財産になります。
・本気の恋愛
・未知の土地への一人旅
・人との繋がりを広げるための交流
これらは今この瞬間にしかできない投資です。人との繋がりがなく、数字上の資産だけがある状態を想像してみてください。それは本当に楽しい未来でしょうか。
迷ったら「50:30:20の法則」を基準にする
経済評論家の故・山崎元氏が提唱した、非常に優れたバランスの目安があります。
手取り額を以下の3つに割り振る考え方です。
- 生活費:50%(家賃や食費などの固定費)
- ゆとり費:30%(趣味、旅行、飲み、勉強などの自己投資)
- 資産形成:20%(NISA、貯蓄)
投資に回すのは、あくまで手取りの2割で十分です。残りの3割は、全力で自分を豊かにすること、つまり自己投資に使ってください。
20代の自己投資は「生涯年収」を最大化させる
現在の日本社会は、依然として年次とともに給料が上がる構造の企業が多いのが実態です。30代、40代になって収入が増えてから、投資のペースを上げることはいくらでも可能です。
成功している人の多くが口を揃えて言うのは、若い時の自己投資が最も効率が良いということです。
20代で得た知識、経験、そして人脈は、将来のあなたの「稼ぐ力」を劇的に引き上げます。月数万円をNISAで増やす努力よりも、年収を100万円上げるスキルを身につける方が、生涯で生み出す価値は圧倒的に大きいのです。
まとめ:20代は「自分」という資産を育てよう
みんながやっているから、やった方がいいと言われたから。そんな理由だけで今の生活を犠牲にしてNISAにお金を入れる必要はありません。
20代にとってのNISAは、マネーゲームで大金を得るための道具ではなく、世の中の経済の仕組みを学ぶための勉強代くらいに捉えるのがちょうどいいバランスです。
投資も大切ですが、それ以上に今のあなたに投資してほしい。
今しかできない経験にお金を使い、感性を磨き、人との繋がりを大切にする。それが結果として、将来のあなたを最も豊かにしてくれるはずです。
投資と自己投資。皆さんはこのバランス、どう考えますか?


コメント